❝人は誰でも、完璧な片づけを一度でも体験すると、人生がときめくような感覚を覚えます。そして、「片づけたあと」に人生がドラマチックに変化していくのを実感します。❞
(書籍:人生がときめく片づけの魔法 「はじめに」より引用)
本コラムは、実際の片づけ体験談をご紹介するインタビューシリーズです。
他人が選んだ人生を生きていた
ずっと親が敷いたレールに乗って生きていた私。
仕事も、親に勧められたシステムエンジニアになりました。すると仕事はものすごく忙しく、毎日をなんとかこなしているだけ。
深夜に帰宅して、ごはんを食べてお風呂に入って寝て、またすぐ朝になるという日々でした。
まるでトンネルの中を歩いているようで、「何のために生きているんだっけ?」と思う日々。
疲れとストレスから全身に湿疹が出るほどでした。
ストレス発散のためにバーゲンで服を買いためて、クローゼットはパンパン。
海外旅行に行っても、TO DOリストをこなすような要領で過ごして、心に残る思い出もなく、疲れ切って帰ってきていました。
そんな生活を続けている中で、片づけたいとも思っていなかったのに、なんとなく入った本屋さんで、なんとなくこんまりさんの本を手に取って、パラパラ読んでいた時のこと。
“ときめきで選ぶ”というワードが目に入ってきて、今まで自分の気持ちで”選ぶ”という発想自体がなかったので、「それでいいんだ…!」と衝撃を受けました。
「あ、私に必要なのはこれだ」と思って、すぐに片づけを始めました。
他人軸で選んだ家や大量のモノたち・・
今まで見えないところに収納していただけで、大量のモノを溜め込んでいたことに気づきました。
片づけ最中は、ものすごい量のときめき判断をして、ものすごい量のモノを手放しました。
バーゲンで大量に買い込んだ洋服も、ほとんど手放しました。“安いから買っておこう”と選んだ服は、全然似合っていない服や存在すら忘れていた服ばかり。損をしたくないと思いながら、本当にもったいないことをしていたなと気づきました。
そうして片づけを通じて“心の声を聴く”ことを繰り返していたら、住んでいる家にときめいていないことに気づきました。実は家も、親が決めたんです。
「自分にちょうどいいモノの量で暮らしたい」、「会いたい人にすぐ会える場所にしたい」という自分の心の声に従って、以前よりも狭いですが、設備が良く、色々な場所へ出向けるよう、駅に近い家に引越しを決めました。
片づけて手に入れたのは本当の“自由”
片づけを終えると、180度世界の見方が変わりました。
片づけを通じて心の声を聴くうちに、私には“自由”が必要だったんだと気づきました。
それで、会社をやめることを決断しました。
何でも親が決めていた頃には考えられないことでしたが、親には相談せずに事後報告しました。
それまで私は自分の心の声を無視して他人が決めた人生を生きていて、その結果うまくいかないことは全部他人のせいにしていました。親のせい、上司のせい、仕事のせい、お客様のせい。
でもそれじゃダメだと、やっと本当の意味で親から自立して、自分の人生の舵を自分でとれるようになりました。
会社をやめることは収入面で不安はありましたが、それを手放せる根拠のない自信を持つことができたのも、片づけをやり遂げたことで得た自信のおかげでした。
時間も心も“自由”を手に入れたことで、それまで花が咲いていても気づかないほど余裕がなかった私の人生に、スペースができました。生きている実感を持てるようになりました。
自分にとって大切なことを選べるようになったおかげで、闘病していた父を介護して、最期を看取ることもできました。人生の不満を親のせいにしていたのに、最後は感謝しかなかったです。
親から自立して自由を手に入れたからこそ、お互いに尊重できる関係性に変わったんだと思います。
「人生を取り戻す」そんな体験をしてほしい
過去の自分のように、“他人が選んだ人生”を生きている人がきっとたくさんいる。
私が教えてもらったことを、次の人に伝えたい。
そんな想いから、今はこんまり®流片づけシニアコンサルタントとして活動しています。
お客様に「人生を取り戻せた」、「自分の心の声を聴けるようになった」と涙ながらに言っていただけるのが、本当に自分のことのように幸せなんです。こんなに感謝してもらえる仕事ってあるんだ!というくらい、充実した仕事をできています。
本当に片づけをしてよかったと、感謝しかありません。
▼こんまり®︎流片づけコンサルタント
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